人工ネイルの危険を実際に体感

漢美堂薬局

2010年05月23日 17:23


写真は、2週間前の写真。
約1か月前、友人の結婚式に出席
のため、ジェルネイルを久々にした
ジェルネイルはこういった何かある時の前だけする。
今までお気に入りのところでしていたが、遠いので、
最近は、時間が空いた時にその時いる場所の近くで行っている。
よって、今回行ったネイルサロンは、初めての店舗。
いつもは、1か月ぐらいは綺麗に保っている。
それなのに、今回は・・・
まだ、2週間ぐらいしか経っていないのに、ジェルネイルの下に緑色が見える
爪を切ったら、ジェルネイルがぽろっと取れて、他にも緑がかっている爪を発見。
話では聞いたことあるけど…
まさか自分がなるとは
左の人差し指は、昔ミシンで縫ったため元々縦に割れているし、
爪全体を覆っているジェルネイルが剥がれた後は爪も一緒に剥がれるから、白くなっているのはいつも。
でも、緑色は初めて
急いで、消費者センターを調べる
その中で、参考となる症例を見つけた。

【事例】
勤務していたネイルサロンの衛生管理が悪く、バクテリアの繁殖で爪が黒くなった。
自分も勧められて施術をしたが自爪が緑色から黒くなった。店からは口外しないように言われた。
【事例】
人工爪をつけたら自爪にカビができたので皮膚科で治療を受けるつもりである。
業者へどう申し出たらよいだろうか。
爪感染症
これよりも多く見られる爪の問題として、皮膚科専門医から報告されているのは、
ぶどう状球菌などバクテリア、カンジダ(イーストとも呼ばれる)など菌類と、
疣などウィルスが原因の感染症である。
バクテリアや菌類による感染症は、自宅で付けたか、サロンで付けたかを問わず、
人工爪が原因であることが少なくない。長い人工爪が何かにぶつかったことで少し剥がれ、
付け根の部分で自然爪との間にすき間が生じると、そこに汚れなどが入り込む恐れがある。
適切な(例えば、アルコール類で拭くなど)洗浄を行わずに、再び接着させると、
バクテリアや菌類が人工爪の間で繁殖し、自然爪にまで広まりかねない。
また、自然爪が伸びるにしたがい、自然爪と人工爪の間のすき間も大きくなる。
このすき間を埋める対応を定期的に取ることを怠ると、感染症にかかる確率が高くなることも考えられる。
ほかに、アクリル・ネイルを3 ヵ月以上など長期間付けて、
ネイルの下に水分が蓄積されてしまうと、菌類による感染症を招きやすい。
特にサロンでは、同じキットをたくさんの人に使うため、不衛生なネイル・キットの使用から、
バクテリア、菌類とウィルスによる感染症が生じる場合もある。
汚れたキットは、爪の周辺の皮膚が損傷を受けている場合、とりわけ大きな危険をはらんでいる。
皮膚の損傷は、甘皮の切り過ぎや押し上げ過ぎなどによる過剰なネイルケアで生じる場合もある。
甘皮を切るなどして爪から除去すると、露出された部分に病原菌が入り込みかねない。
皮膚科専門医が甘皮の処理をしないよう提言しているのは、そのためである。
感染症の症状としては、爪の部分およびその周辺の痛み、発赤、痒みと化膿が挙げられる。
爪が黄緑色、緑色および暗緑色に変色したら、それは緑膿菌感染症の兆候である。
青緑色に変色した場合には、菌類による感染症が疑われる。
人工爪を付けていて感染症の症状が現われた場合には、人工爪を外し、
当該部分を石鹸と水で徹底的に洗浄しなければならない。
それでも症状が消えない時には、医師の診察と、
必要に応じて、局所性か経口の抗感染薬の処方を受ける。
菌類による爪感染症を治療する非処方薬で、承認を受けているものはなく、
また、菌類による他の感染症を治す市販薬を爪感染症に使用してはならない。
FDA で市販の抗真菌薬の審査を実施したところ、菌類による爪感染症は、
爪の厚さなどが影響して、局所治療の効果が薄いことが判明した。
そのため、FDA は1993 年に、菌類による爪感染症を治す局所性抗真菌薬とラベル表示、
表示もしくは宣伝される市販薬をすべて新薬とし、
発売前にFDA の承認を受けることを義務付けた。
この規則は1994 年から施行されているが、抗真菌の処方薬には適用されない。
その一方で、当該規則にもかかわらず、抗真菌効果を謳いながら、
承認を受けずにネイル・グルーなど市販のネイル製品をいまだに販売している企業がある。
こうした企業に対して、FDA は、当該製品の販売を中止しなければ、
法的措置も辞さないと警告を発している。(消費者生活センターより抜粋)

これを踏まえて、そのネイルサロンにやっと先週行って来た。
そして、その時担当した店員がちょうどいて、爪を見せて報告。
その店員は、新人っぽかったので施術の時も不安だったが、その不安は的中だったのか・・・
「材料が共用なのでうつることもあるそうですね」などと伝えると、
「お客様の手の使い方でそうなったんじゃないか」など色々と、
あくまでもこちらが一方的に悪いように言う。
「病院に行った方がいいか?」と尋ねると、
「一応、行った方がいいと思います」と言うので、
「病院代はどうなるのか?」と尋ねると、
「どちらが悪いとは言い切れないので上の者に聞いてから折り返し電話する」と。

さっきは、店側は全く悪くなくて全部客のせいだと言っていたではないか。
そして、同じ担当から電話がかかってきて、
「人工爪はこういう事があり得るんです。人工爪が浮いてきて爪との間に隙間が出来ると、
そこから汚れた水が入ってみどりくなるんです。
別に痛みとかなければ病院に行く必要もないです。
色が気になるようであれば、爪にしか色は付いていないので、表面を削ったり、
爪が伸びてきたら自然と治ります。」と台本を読んだかのような喋り。
「(シーン・・・)」
「(わざと)へぇ~そうなんですね。」
「また何かありましたらご連絡下さい」
で終わり。
いやぁ~私は料理・洗濯・掃除などの水仕事を全くしない環境で生活している(実家住まい)ので、
ここ何年間もたまーにしかしなていないジェルネイルで、
今回だけこうなったのが、環境は変わらないのに自分だけのせいというのはどうも納得できない。
しかも、”みどりくなる”って何
変な日本語使うなぁ~
とりあえず、平日になったら消費者生活センターに問い合わせて聞いてみなければ
高級なところでもこういう被害にあったり、こんな対応されるのですね~

スカルプは一度もやったことないけど、
やっぱりジェルネイルでも人工爪はあまりしない方がいいみたいですね。
するなら、遠いけどやっぱりあそこまで行って信頼のおけるうまいところでしなければ
とつくづく思いました。

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