未熟リンゴこそ栄養たっぷり

漢美堂薬局

2010年09月22日 15:02



「An apple a day, keep the doctor away
            (1日1個のりんごで医者いらず)」


リンゴの渋味が、がん予防・虫歯予防・美白効果に

漢美堂ファームでは未熟のリンゴを収穫し、
収穫できた時は朝から食べています

熟していないリンゴ(未熟果リンゴ)は、
味が渋いのでこれまでは捨てられるだけでした。
リンゴの渋味には害虫を寄せ付けない働きがあることは分かっていましたが、
渋味がネックになり、なかなか商品化されていなかったのです。
しかし、数年前に、未熟果リンゴの渋味には、
お茶のポリフェノールと同じ成分が含まれていることが明らかになり、
有効利用が進んできています。

ポリフェノールは、がんを予防すると注目されていますが、それ以外にも、
虫歯予防、アトピー性皮膚炎のかゆみの抑制、肌を白くするという効果などがあります。

未熟果リンゴのポリフェノールは、お茶や赤ワインと違って苦みが少なく、
水に溶けやすいのが特長です。
最近では水に溶けやすい性質を生かして、
粉末や液体の形で次々と食品メーカーを中心に商品化が進んでいます。
最も多いのが、虫歯の予防効果を狙ったガムやあめなどの菓子類です。
今ではかなりの数の商品が出回っています。
広がりを見せる未熟果リンゴの再利用に対して、
青森県の弘前市周辺のリンゴ農家から1500tのリンゴが集められるという動きもあります。
但し、ポリフェノール成分濃度が高いのは、
ピンポン玉程度の大きさのものに限るということです。


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